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今川氏真

今川氏真(いまがわ うじざね)。生年1538、没年1615。戦国時代~江戸時代初期の武将。父は今川義元。妻は早川殿。子は品川高久ら。
駿河国や遠江国などを支配した今川義元の子として今川氏の勢力が非常に強い時期に生まれ育つ。しかし、義元は1560年の桶狭間の戦い織田信長によって討たれてしまう。そのため今川氏12代当主となるが今川氏から離反する動きが出てくる。中でも今川氏に従っていた松平元康(後の徳川家康)は桶狭間の戦いの後に岡崎城に入り、後に今川氏から離れて織田氏と結ぶ(1562年の清洲同盟)。三河だけでなく遠江でも離反の動きがでており井伊直親は今川氏によって誅殺されている。
1568年には徳川家康と手を結んでいた武田信玄が駿河へ侵攻。氏真は迎撃しようとしたが味方の離反にあい駿府から逃れた。しかし、徳川家康も遠江の攻め込んだため籠城することになる。開城後は早川殿(妻)の実家である北条氏を頼る。北条氏康の死後はその後を継いだ北条氏政が武田氏と和睦したために徳川家康に庇護される。後になって織田信長と京都で会見している。信長に所望されて蹴鞠(けまり)をしたという。一度は徳川家康によって城主とされるが解任されている。子供を江戸幕府二代将軍の徳川秀忠に登用してもらっている(後に高家になっている)。そして江戸で死去したようで江戸に今川氏真と早川殿の墓がある。

<その他の情報>
信長との会見後ははっきりしない行動が多いようで京都や大坂などの観光や歌会などをしていたのではないかという話もある。
今川義元の死後は寿桂尼が政治に関わっていたという説もある。
子孫は江戸幕府で若年寄になっている。

<関連ワード>
寿桂尼(今川氏真の祖母)

<世に出ているゲームでの扱い>
シミュレーションゲームでは能力は高く評価されてはいないようだ。

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