（ちょうほう）。中国後漢末期の人物。父は張飛。
張飛より早く死亡した。
＜三国志演義では＞
張飛の強さを継いだ勇将として登場。劉備に従い関羽の子の関興と共に呉攻めにも参加。蜀軍の連勝を前に呉の孫権は張飛の首を持って呉に降伏してきていた武将を劉備に引き渡し、張苞は張飛の仇を討った。連勝を重ねた蜀軍であったが呉の陸遜の火攻めにより蜀軍は大敗北してしまう（夷陵の戦い）。劉備の死後の劉禅が皇帝となった時代では諸葛亮の北伐にも参加している。その強さからも諸葛亮の作戦の要のひとつになっていて関興と一緒に行動することも多かった。北伐中に怪我を負い関興より早く死亡した。
＜世に出ているゲームなどの作品での扱い＞
三国志演義がベースになっているのか若い勇将として描かれることが多いか。作品によっては張飛の使っていた蛇矛という武器を使っていることも。
シミュレーションゲームでは武力が高めに設定されており、張飛より一回り下がっている程度か。