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黄忠

黄忠(こうちゅう)。字は漢升。中国後漢末期から三国時代の人物。
劉表に仕え、死後には長沙太守の韓玄に仕えた。しかし、曹操劉備孫権連合軍による赤壁の戦いが起きて劉備・孫権連合軍が勝利する。その後に劉備軍により長沙を含めた荊州攻略が始まり、後に劉備に仕えた。劉備による蜀攻略(入蜀)の際に活躍。その後の漢中攻略では法正の命令により曹操配下で漢中を守備していた夏侯淵を攻撃して討ち取り勝利した(定軍山の戦い)。劉備は漢中王になり黄忠も位を与えられるが翌年死亡した。

<その他の情報>
劉備が皇帝になる前に死亡しており、当然のことながら夷陵の戦いには参加していない。

<三国志演義では>
曹操配下となっていた長沙太守の韓玄に仕えた老将として登場。攻めてきた劉備配下の関羽と一騎討ちをして互角の戦いぶりをするが、黄忠の馬が躓いて関羽に討ち取られそうになるが、関羽は黄忠の戦いぶりをほめ討ち取らずに見逃した。関羽と再戦した黄忠は得意の弓を使い関羽を射るが敢えて関羽を負傷させなかった。この戦いにより韓玄に疑われて殺されそうになったところで魏延が反乱を起こし韓玄は死亡、後に劉備に仕えた。蜀攻略では劉備に従い活躍し、漢中攻めでは同じく老将の厳顔と組んで魏の張郃らの武将を次々撃退する。関羽や張飛らとともに五虎大将軍となる。劉備が皇帝になった後の孫権軍との夷陵の戦いにも参加するが戦いの中で負傷。その傷がもとで死亡した。
韓玄配下として劉備軍と戦った際には60歳を超えていたとされる。

<関連ワード>
三国志の三国(蜀漢
三国志演義
五虎大将軍関羽張飛趙雲黄忠馬超
老黄忠

<世に出ているゲームなどの作品での扱い>
弓の達人でもある武力の高い老将として描かれることが多い。義に篤い武人としての扱いが多いか。

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